本プログラムは、学生や若手エンジニアを対象に「SDNやクラウド技術を使いこなせる実践的能力を備えた、産業界で活躍できる人材」を育成する、約7カ月間の大型人材育成プログラムです。
参加者は、最先端の動向に詳しいエンジニアや研究者、学術関係者で構成するメンターから指導を受けながら、自ら設定したテーマに沿って、システム開発、プレゼンテーション、プログラムコンテストに挑みます。(メンターの紹介はこちら。)
今期のプログラム参加者は総勢20名。東京から社会人5名、福岡・九州産業大学3名、沖縄・琉球大学6名、国際電子ビジネス専門学校5名、そして、マダガスカルから神戸情報大学院大学に留学中の1名です。本プログラムでは初の留学生の参加者です。
(参加者一覧はこちら。)
============================
2018年7月9日~10日、本プログラム最初のイベントである第1回合宿が行われました!
第1回合宿の目的は、メンター、参加者間の壁を取っ払うコミュニケーションの構築、テーマの決定とプレゼン資料の作成、表明会という形で合宿参加者全員の前で発表すること。
当日は沖縄本島の西海岸エリア・宜野湾市の会場・フェストーネに大集合の予定が、、なんと、開催目前に台風8号が発生し、合宿2日目にあたる10日に直撃の予報。事務局協議の結果、沖縄県外組は東京に集合、沖縄組は初日のみ会場に集合し2日目は自宅から遠隔参加でプログラムを進行する、沖縄・東京の2拠点開催となりました。
1日目のプログラムは、各会場ごとに自己紹介からスタート。その後は沖縄と東京を繋げて①プログラム期間中のコミュニケーションツールとなるslackの活用方法の紹介、②OOLのテストベッドについての紹介、③OSSのライセンスについての紹介、④協賛社・課題の紹介を行いました。その後、各会場ごとに戻り⑤チームミーティングを行いました。
本プログラムでは、様々なバックグラウンドのメンバーが入り混じっているので、コミュニケーションが一つの鍵。参加者同士が、お互いの強み・弱みを把握し、サポートし合えるような横のつながりを作ることが本プログラムの達成度に関わる重要ポイントでもあります。台風の影響でプログラムの変更があり、予定していたチームビルディングのワークショップが開催出来なかったことは残念でしたが、規模を縮小しアイスブレイクを兼ねた自己紹介を行いました。
5つの枠に区切ったカード(エムブレム)を使って自己紹介。内容は①呼ばれたい名前、②所属氏名、③今の気持ちや体調、④合宿の目標、⑤実は〇〇です。の5つ。さて誰からいきましょうか?というところで司会者から目線をそらす人多数。一番最初の発表者って緊張しますよね、、でもここは運命ということで、誕生日順で発表してもらいました。緊張感を保ちつつも、「実は・・」の項目では笑いありの時間となりました。
自己紹介の後は、OBメンター・西村さんによる①プログラム期間中のコミュニケーションツールとなるslackの活用方法の紹介、OOL常駐研究員・新里さんによる②OOLのテストベッドについて、NTT ソフトウェアイノベーションセンタ ・藤田さんによる③OSSのライセンスについて、④協賛社・課題の紹介、と東京ー沖縄を繋いでの講義が続きます。
今回の④協賛社・課題の紹介は、今年度協賛いただいているNTT東日本様から課題について話をしていただきました。普段社会人と接する機会が少ない学生にとっては、実際に企業がどういう事に課題を感じているのかを知る良い機会になったようです。参加チームはテーマ決定の際、この紹介された課題をテーマに選ぶこともできるようになっています。
一通りの講義が終わった後はチームミーティングに入ります。合宿では、チームミーティングの時間が多く設けられています。そのなかで、テーマの方向性の議論を重ね、自分たちの手で活動の骨格を決めていきます。各チームの担当メンターが導き役として進行し、アドバイザーが入れ替わり議論に参加し考えを引き出します。今回は沖縄と東京の2拠点開催ということで、アドバイザーも2拠点に分かれてしまいましたが、常時WebEx(ビデオ会議システム)をつなぎ、いつでも双方向のコミュニケーションが取れるようにしました。
(沖縄会場の様子)
おやつタイムに完熟マンゴー!合宿直前の7月6-7日、沖縄県宮古島で行われた「Hardening II Collective」競技にOBメンター・竹松さんが参加、見事優勝したとのこと!! 嬉しい報告とともに副賞のマンゴーを持ってきてくれました!その場で切り分けて皆でもぐもぐ。
プログラム初日は18時を持って終了ですが、沖縄組は翌日は各自自宅から遠隔での参加となるため、会場閉館時間の21時ギリギリまでチームで議論し、資料作りに励みました。メンター、アドバイザーもできる限りのアドバイスで対応。明日の表明会に備えます。
(東京組の様子)
急遽お借りしたAITACの明るい会議室でリラックスした雰囲気の中議論。