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PROJECT

■プロジェクト名

 5G PJ

■プロジェクト期間

 2018年8月 〜

■プロジェクト概要 本プロジェクトでは「OSSを用いたローカル5G環境の評価」を目的として、
RANや5GCを始めとしたモバイル関連OSS、および周辺技術であるMECやオーケストレータ・コントローラに関する機能・性能検証で得た知見をOOL会員へ共有する。
 21年度は、5Gにおける構成の一つであるスタンドアロン構成に着目し、主として5GCに関するOSSを用いた機能検証を実施した。加えて、モバイル関連OSSを評価すると共に、運用観点での可視化等にも着目した。
 22年度は、実機RANを使用した5G検証環境を構築し、関連OSSの評価、通信の可視化、分析に着目する。
また、RAN、5GC、またはMEC等を接続した一連の検証環境を構築し、想定ユースケースにおけるOSSの有効性を評価する。

■プロジェクトの背景
 5Gは高速大容量(eMBB)、多数同時接続(mMTC)、高信頼低遅延(uRLLC)の主要な3つの特徴を持ち、移動体通信事業者が構築するキャリア5Gと、一般企業や自治体が限定された地域において自前で構築を行うローカル5Gに分類される。

 後者の進出により地場に根ざした様々なサービスの展開が想定されるため、サービス毎のトラヒック属性(eMBB/mMTC/uRLLC)に応じた能動的なスライス制御が、より重要になると考えられる。

 

 別の側面として、5G等のモバイル網を構築する上で必要とされる無線制御ソフトウェア及び機器は、その多くが主要なベンダによって提供されている現状にあると考えられる。

 その一方で、近年では様々なOSSの無線制御ソフトウェア (OpenAirInterface5g や Free5GC など) がコミュニティベースで開発されている。

 コミュニティ毎に実装状況やソフトウェア品質は異なるが、これらのOSSの無線制御ソフトウェアを用いることで、一般企業や自治体は、より自由度の高いモバイル網を独自に構築する事が可能となる。

 

 沖縄オープンラボ及び5Gプロジェクトの基本方針として、ローカル5G及びスライス制御技術に着目し、調査及び検証を行う。

 併せて、OSSの無線制御ソフトウェアの実装状況などの調査及び検証を行うことで、OSSを利用したサービス毎のスライス制御に必要な各種要件や技術方式を明確化し、展開する。

プロジェクト概要図2022.png

サブプロジェクト一覧

​サブプロジェクト

実施概要

実機RAN検証

OSSを利用した5G RAN 機器(RU,CU,DU)の活用に向けた機能実装に関する検証

OSS 5GC

OSS 5GC に関する検証 (free5GC、Open5GS、OAI-CN, Magmaなど)

ネットワーク管理(可視化・セキュリティ)

性能監視とセキュリティの側面からトラフィック可視化

5G向けユースケース

OSS製品を用いたPoC環境でのユースケース検討

OSS 5GS (5GC) SubPJ

目的

○OSSを利用した5GSの実用性評価に向けて、各OSSの実装状況について調査・検証を行う

実施内容

○オープンソース5GC(Magma)の5G実装状況の調査・検証

○オープンソース5GC(OAI-CN)のネットワークスライス実装状況について調査・検証

実機RAN - SubPJ

目的

○iDAQS製OAI-5Gシステムの安定化に向けた検証(上期)

○Network SlicingのPoC環境構築(上期)

○O-RAN Split 7.2対応システム開発に向けた調査(下期)

実施内容

○エラーログの追跡とOAIメインブランチの開発状況確認を実施し、iDAQSシステムへの修正反映

○iDAQSシステムを用いたNetwork Slicingに関する調査およびPoC環境構築

○ADI製O-RUリファレンス・デザイン・プラットフォーム(ADRV904x-RD)をOAIベースシステムへの移植にむけた調査

■ADRV904x-RD側FHインターフェース周辺の確認

■OAIでのO-RAN Split 7.2実装状況の追跡

○使用予定のADRV904x-RDは開発中

ネットワーク管理(可視化・セキュリティ)- SubPJ

目的

○性能監視とセキュリティの両面から、5Gモバイルネットワークの安定かつ安全な運用を実現

実施内容

○オープンソース5GCと実機RAN製品を組み合わせたトラフィック・制御信号の可視化。

○ユースケースに合わせたKPI(遅延・エラーなど)を取得、イベント検知・レポーティング。

○ユーザー/IoTトラフィック分析によるセキュリティリスク調査。

○IoCシグネチャマッチング (ATLASインテリジェンスフィード)による脅威の可視化。

5Gユースケース - SubPJ

目的

○沖縄やOOLならではの5Gユースケースを検討する

○検討したユースケースでの実証実験を通して5Gシステムで提供するシステム課題の抽出

 

実施内容

○Free5GC、Open5GSで構築したPoC環境で実証するユースケースの検討

○検討したユースケースに合わせた、システム・アプリの検討

○実証実験の結果から5Gシステムの課題を検討

Project Member

  • アナログ・デバイセズ株式会社

  • 株式会社アイダックス

  • NTTコミュニケーションズ株式会社

  • 日本電気株式会社

  • 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社

  • 株式会社オキット

  • ネットスカウトシステムズジャパン株式会社

プロジェクト会員のご案内

5Gプロジェクト会員の内容は、以下の通りです。

​会員内容と会員規約をご確認頂き、入会ご希望の場合は入会フォームよりお申込み下さい。

​※OOL会員規約とプロジェクト会員規約、及び機密保護方針をご確認下さい。

プロジェクト会員内容
 

​【会員特典】

‣5Gプロジェクトに参加
‣同プロジェクトの範囲内でOOLのリソース(テストベッド環境、Googleドライブ等)が利用可能
‣OOLのイベント(フォーラム等)に参加し、最新動向等の情報を収集

​【会費】

 24万円/年(税不要)

​【入会】

​ 年度単位での入会/更新

​【会員期間】

 入会月~年度末(3月)
 ※初年度は年会費を月割りとします。
    例)10月入会の場合、10月~3月分の12万円となります。
  以降年度初め(4月)に年会費を納入する事で年度末まで会員継続となります。

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