平成29年3月17日
一般社団法人 沖縄オープンラボラトリ
代表理事 伊藤 幸夫
来年度の活動について
平素は、沖縄オープンラボラトリの活動につきまして、格別のご支援、ご協力を賜り、誠にありがとうございます。沖縄オープンラボラトリは、次世代ICT基盤技術の実用化、普及を目的とし、「SDN/NFV技術とクラウド技術の融合」という技術分野の枠を超えた活動をオープンに推進する、世界的にもユニークな研究機関として、2013年5月に沖縄を拠点に設立され、来年度で節目となる5年目を迎えることとなりました。この間、技術検証、技術開発、テストベッドの構築・運用などの研究開発に加え、人材育成や国際交流・国際会議など、様々な活動に総合的に取り組み、一定の成果を上げることができました。これもひとえに、皆様のご支援、ご協力の賜物と深く感謝申し上げます。
来年度はこれまでの活動成果、経験を踏まえ、以下の活動に取り組むことにより、次世代ICT基盤技術の実用化、普及のさらなる促進に貢献する所存です。
1. 研究開発・当初から取り組んでまいりました、「SDN/NFVとクラウドの融合」を、「Software-Defined化(SDx)の推進」として発展させ、さらにその適用領域を広げるため、IoT、AI、ビッグデータなど、様々な技術と組み合わせる(SDx✕○○)ことにより、「仮想化✕高度化」を推進いたします。・沖縄の強み(立地、環境)を活かし、沖縄にて、ユニークなユースケースの実証実験に取り組んでまいります。このために、様々な人、組織(企業、コミュニティ、自治体、市民、…)との連携をさらに促進いたします。
2. 人材育成・教育機関、産業界、コミュニティとの連携強化、拡大を通して、スペシャリスト育成プログラムを中心に、プログラム、コンテンツの拡充に取り組んでまいります。
3. 国際交流・国際会議・多様な技術、人のオープンな交流、ユースケースに関する情報発信、情報共有の、世界的にもユニークな場として、沖縄オープンラボラトリの独自企画、運営による、沖縄開催の国際会議であるOkinawa Open Daysの更なる充実を図ってまいります。・台湾、マレーシアでの国際交流会の経験を踏まえ、アジア各国での国際交流活動の更なる展開を図ってまいります。
これらの活動を円滑に推進するためには、多くの皆様の協力が必要であるとともに、従来にない、知見、技術を各界から広く結集する必要があります。
このため、以下の見直しを行いましたので、ご報告いたします。
1. 会費の見直しより多くの皆様に会員として活動にご参加いただくため、平成29年4月1日以降の入会、更新分について、賛助会員の年会費を50万円に低減いたします。また、沖縄県内での活動強化、技術の高度化、多様化への対応強化のため、新たに以下の特別措置も設けました。
・ 沖縄県内企業向け特別措置 年会費を30万円とする
・ スタートアップ企業向け特別措置 年会費を12万円とする(※)
(※)個別事情を勘案し、資格要件、金額は理事会にて最終決定
2. 外部有識者との連携以前から、コミュニティ活動をされている有識者の方々を中心に、人材育成、国際会議などにおいて、セミナー講師、スペシャリスト育成メンター、Okinawa Open Days実行委員などを通して、ラボ活動に、ご支援、ご協力をいただいてまいりましたが、今回、研究活動も含め、さらに幅広くラボ活動にご参加いただくため、以下の制度を設けました。
・ 特別アドバイザー制度
ラボの運営、活動方針などについて、有識者の方から、ご助言、ご提言、ご支援をいただく
・ 特別研究員制度
SDx✕○○など、幅広い知見や経験が必要な研究活動を推進するため、各界の有識者の方に、研究活動にご参加いただく
これらの諸施策を通して、より多くの方々にラボ活動にご参加いただくことで、先に述べました諸活動を促進し、ラボ活動の更なる充実を図ってまいりますので、来年度も、引き続き、ご支援、ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
(本件に関するお問合せ先)一般社団法人 沖縄オープンラボラトリ 事務局
電話 098-989-1940
Email info@okinawaopenlabs.org