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2014/05/20 第1回SDSGワークショップ  Internet Multimedia 「映像ビジネスの未来」

沖縄オープンラボラトリ 技術局では、新しい取り組みとしてService Design Study Group(SDSG)をスタートすることとなりました。このStudy Groupはバックキャスティングアプローチにより、SDN/クラウドが担う新たなサービスを探求することを目的としています。

探求するテーマにおいて、業界の先端的取り組みをされている方をゲストに迎え、目指すべき未来、これからのサービスについてお話を伺います。また、参加者を交えたディスカッションの時間を用意し多視点で掘り下げることで、知見を広げ、新しいSDN/クラウド利活用の企画へ繋げてもらいたいと考えております。

第1回目のテーマは「Internet Multimedia」と題して開催いたしました。

■実施概要

日 時:2014年5月20日(火)13:00-16:30 会 場:NEC 芝クラブ 205 参加費:無料(事前登録制)

■プログラム

 (1)第一部 Vidyo 土田圭介氏 講演

       USTREAM 本島昌幸氏講演

 (2)第二部 参加者を交えたパネルディスカッション     講演MC/モデレータ:慶応大学 櫻井智明氏

■講師

土田圭介氏

 Videyo Japan  1995年 マイクロソフト(株)入社、RedmondでWindows開発の後、2003年に帰国、2009年までAPACのデジタルメディア担当。  2010年にベンチャーを起業、2014年にVidyo入社。 本島昌幸氏

 Ustream Asia Inc.  1996年 マイクロソフト(株)入社、1998年よりデジタルメディアを担当、テクニカルエバンジェリスト。  2004年にソフトバンクBB(株)入社、技術戦略室を経て、映像関連子会社立ち上げに関わる。現在TVバンク(株)及びUstream Asia(株)にてCTO。

■イベントレポート   Googleのビデオ会議の仕組みなども提供するVidyoの土田氏から、Vidyoの仕組みを支える技術等を含め、ビジネスへの動画活用の現場について紹介をいただいた。 特に、品質観点のレイヤーで切った動画データを、出力先の環境に合わせてルーティングを行う技術には、本来のSDNのあるべき姿として、単に半静的なポイント同士をヘッダ的属性情報のみでつなげる考え方だけでなく、流れるデータの配信元、配信先の状況や状態、またそこで流れているデータの全体から見た場合の到達可否や優先度などに応じて、配信制御を行う技術として成立させなければいけないのではないかと考える。また、その制御方式にのみに頼ることなく、データ側も、配信制御される単位に分割されるべきであり、インフラ側とマーケット側の両側の取り組みあってこそ成立することであると考えると、なるべきことが見えてくるはずである。

 Ustream AsiaでCTOを務められる本島氏からは、大量のライブ動画トラフィックを扱うUStreamを支えるインフラの現場やその将来について語っていただいた。 同じライブでも、マスメディアに近いものと、監視カメラに近い、特定の人にしか視聴されないものなど、目的や視聴パターンは多岐多様で、それぞれに適したインフラのあり方や、サービスやその運用についても異なる要件が求められるものと考えられる。 後にも出てくることであるが、スマートフォンやPlayStation4などデバイス側の進化により動画はもちろん、ライブ配信の環境は整い、さまざまな局面で使われることになるだろう。

 これらをふまえ、一律でインフラを扱うのではなく、制御すべき要素を見極め、その要素ごとと、その間の最適化をふまえた技術検討や検証活動が必要であると考える。 また、ソーシャルとの関係性はライブ内容や地域などに深い関係性があることがあり、ソーシャルコンテンツを、意図をもってどのように全体を最適化していくかということはサービス視点だけではなく、インフラ視点でもそれをサポートできる仕組みが求められる。

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