NTT研究所の開発した「Ryu」は、PythonベースのOpenFlow/SDNの為の「コントローラ・フレームワーク」です。ネットワークのより柔軟な設計・運用を標榜するOpenFlow/SDNですが、その自由度の高さを効率よく利用する為には、優れた運用・管理のインターフェースを有するアプリケーションが必要です。「Ryu」は、この様なアプリケーションを効率よく実装するためのフレームワークとして開発されており、真のSDNを実現するためにデータプレーンへの制御プロトコルとしてもサポートしています。
今回は、Ryuの開発の中心人物であるNTT研究所の藤田さんをお招きし、自らその開発にかける思いや実装についての深いお話をコードレビューを通じてお話頂きました。
■開催内容
日 時 :2013年10月12日(土) 13:00-17:00
場 所 :沖縄IT津梁パーク 中核機能支援施設第3会議室
講 師 :NTT研究所 藤田 智成氏
参加費:無料(事前登録制)
参加者:13名
■講義資料
■プログラム映像
■イベントレポート
複数あるOpenFlowコントローラーにおけるRyuの位置付け、プログラミング言語(Python)を選択した経緯やメリット、Ryuの使用者が伸びている理由。
技術面のことはもちろん、Ryuのネーミングにまつわる裏話や、英語でのストレートすぎる表現が飛び交うメールディスカッションの話など、グローバルかつオープンな環境で開発が進んでいく現場の空気感が伝わる内容でした。
参加者からは「今後、Ryuを使用するモチベーションが上がった」との感想などいただきました。