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Report ーレポートー

  • Day 1
    12月であることを忘れさせる、まるで初夏のような気候となった12月5日、那覇市に位置する沖縄県市町村自治会館で「Okinawa Open Days 2016」が幕を開けました。この「Okinawa Open Days 2016」は、SDN/NFVやクラウドをはじめとする先端的なICT技術をテーマに、研究者、技術者、利用者が垣根なく語り合い、最新動向を共有し合うことのできる、日本に、そして世界に開かれた国際会議です。これから4日間にわたり、この会場を舞台として、様々な立場の人たちによる熱い議論が交わされます。

    写真:まるで初夏のような気候の沖縄県那覇市

─ さらに深化を見せるテーマ、キーワードは「オープンテクノロジー」

4年めを迎える今年はメインテーマに「世の中を変えるオープンテクノロジーとアイディアの結集」が掲げられました。昨年まで行ってきた、SDN/NFVとクラウド技術の最新動向紹介や議論をさらに進展させ、ユースケースや人材育成などの要素も幅広く取り入れながら、いまICTの世界で起きている新しい技術のうねりをより大局的に議論することを狙います。

写真:開始30分前、ハンズオン参加者が集まり始める

そのための具体的なサブテーマには「オープンソースプラットフォームの最新動向・技術の適用の紹介」「海外におけるオープンテクノロジーの取り組みの現状」「地域のICT政策についての紹介・ディスカッション」「沖縄オープンラボラトリの取り組みの紹介」「最新ユースケースと支える技術のディスカッション」の5つが設けられました。各プログラムはこのいずれかに沿う形で進められます。

写真:初日は午後から2つのハンズオンが開催される

この4日間で催されるプログラムは多岐にわたります。基調講演、一般講演、フォーラム、パネルディスカッション、BoFなど、国際会議で一般的なプログラムはもちろんのこと、参加者が手を動かしながら最新技術を学べるハンズオンや、先だって募集が行われたプログラムコンテストの最終プレゼンテーションと審査も予定されています。さらに、VRクラウド、OpenStack、ホワイトボックススイッチをテーマとした開発者会議も開催が決まっており、まさに「参加して飽きない」内容となっています。

─ 初日のハンズオンでは「コンテナ」と「ONOS」をエキスパートが直伝

Okinawa Open Days 2016の初日は、午後1時から、いま話題の「コンテナ」と「ONOS」に関するハンズオンが並行して開催されました。

写真:コンテナハンズオン会場の様子

コンテナとは、コンピュータ自体の環境設定に左右されることなく、パッケージ化した各種アプリケーションを、作成者が設定した条件の下で自由自在に動かす技術のこと。この日の「コンテナハンズオン - コンテナによるマイクロサービスのデプロイ/管理入門」では、阿佐志保氏(TIS株式会社)、中井悦司氏(グーグル株式会社)、齊藤秀喜氏(株式会社インターネットイニシアティブ)を講師に迎え、Google Cloud Platform(GCP)を使ったコンテナ入門とデモ、DockerおよびGoogle Container Engineハンズオン、そして管理ツールであるAnsible活用のデモとハンズオンが行われました。

写真:Dockerなどの特長を説明する阿佐氏

最新のクラウド環境を使い4時間半でコンテナの入門から活用までを体験するこのハンズオンは、参加者にとって「すぐに使えるテクニック」を身につけられる充実した時間であったに違いありません。

写真:思い思いにONOSと格闘する参加者

もう1つのハンズオンは、塩田尚基氏(日本電気株式会社)と寺嶋健一氏(日本電気株式会社)が講師を務める「ONOSハンズオン」です。ONOSはキャリアやサービスプロバイダ向けのSDNコントローラフレームワークのひとつで、いま世界各国で注目されています。しかし日本ではまだ一度もハンズオンが開催されておらず、今回が日本初のハンズオンとなりました。参加者はまずONOSに触ることから始め、最終的にはONOS上での簡単なアプリ開発までを体験し、その一連の作業を通してONOSの特長やクセなどを実感することができました。大きな期待が寄せられる半面、資料が十分でなくハードルの高いONOSですが、この時間はエキスパートに直接質問をしながら学ぶことができる貴重な機会となりました。

写真:参加者の疑問に講師がその場で答えてくれる

明日からは、いよいよ本格的に終日のプログラムがスタートします。2日めのおもなプログラムには、Ansible利活用、オープンソースコミュニティ運営をテーマとしたディスカッション、OOL参加企業によるライトニングトークなどを行う「フォーラム」と、「SDN/クラウドプログラムコンテスト」の最終プレゼンテーションおよび審査が予定されています。また、並行開催される両プログラムの後、夕方からは軽食をつまみながらリラックスした雰囲気で技術を楽しむBoFも催され、目が離せない1日となりそうです。

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